日暮れ時。気温も下がり、空色が変わり始める頃を見計らって、ひとりお散歩しながら映画館へ行ってきました。
「ディアファミリー」
主題歌に心惹かれて足を運んだのですが、最近観た映画のなかでは忘れられない一本に。静かに静かに、強く、心打たれました。
諦めずに進む、主人公の熱量が綴られたストーリーなのだけれど、核となる部分にあるのは、愛の強さや深さで。それも、周りの人に対する愛だけじゃなくて、自分に対しても、この世界や社会に対しても注がれる、ぶれない力強さのようなもの。
社会の不条理に直面しても、気持ちの美しい人たちに支えられて、人が持つ清々しさにも心打たれるものがありました。