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細く、長く、フェルメールに熱い情熱を注ぎ続ける両親の背中を見ていたせいなのか、なんなのか。
フェルメールが東京へ来ると、反射的に足を運んでしまいます。
今年最初に見たフェルメールは、「窓辺で手紙を読む女」@東京都美術館(上野)
復元されたキューピッド。話題になりましたよね。
フェルメールが活躍した17世紀は、オランダ東インド会社がアジアの海を制覇した時代。
茶が初めてヨーロッパへと運ばれた頃です。
手紙をモチーフにすることも多かったフェルメール。
手紙の内容はなにかしら。もしかしたら、茶貿易のために、アジアへと向かった恋人からの手紙かも。
空想に耽りながら、額縁の奥に物語を描いていると、当時のオランダの人々の視点から、ヨーロッパ茶文化の幕開けを見ているような気持ちになります。
そして今年もう一つのフェルメールはこちら。
メトロポリタン美術館展 @国立新美術館(乃木坂)
こちらには「信仰の寓意」が展示されていました。
国立新美術館。木が影絵のように。
さて、最後は、お決まりになりつつある、おまけ。
併設カフェごはん。@国立新美術館
私はギフテッドです。
今日初めてこんな風に書きました。すごく考えて、年齢も考えて、そろそろ周りにいてくれる人たちに伝えたほうが良いな、って思って。だけど伝えることが独りよがりにならないかすごく悩んで。この経緯はここには書ききれないけれど。今、勇気を持って書いています。
私に原点があるとしたら、(それは沢山あって一つには絞りきれないけれど)、映画のサウンド・オブ・ミュージックもそのひとつ。
美しいザルツブルクに響く鮮やかな歌声。ナチスの迫り来る影と灰色になりゆく音楽。そして、国を離れる決意。
人として大切にしたいものが、ぎゅっと詰まってる。
小さいころから何度見たかわからないこの映画に、生きる意味を教えてもらった気がします。
紅茶もサウンド・オブ・ミュージックも、私をここまで導いてくれた大きな存在で、人として持ち続けたい哲学とともに、常に私のそばにいてくれます。
これからも、大切な気持ちとともに、優しくて温かくて、知的好奇心が揺れるような、そんな紅茶の世界をお届けできたら、と思っています。
いつも近くにいてくれる人たちへ、本当にありがとうー!