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読売文化センター大森校にて、公開講座を行います。
6月27日(月)13:30~15:00
「セイロンティーの世界」
スリランカ紅茶のお話です。
熱々のスリランカ紅茶をいれて、お待ちしております♪
先日、会期ぎりぎりの滑り込みで、永青文庫「戦国最強の家老―細川家を支えた重臣松井家とその至宝―」を見に行ってきました。
文京区は学生時代に10年ほど通った馴染みある場所で、お散歩日和に誘われてなんとなく足を運んだのですが、行ってびっくり!千利休最期の直筆の書状など、思いがけぬ茶の歴史に触れることとなりました。
わび茶を大成させた千利休。豊臣秀吉の茶頭、そして片腕として大きな信頼を得ていたにもかかわらず、ひとり寂しい最期を迎えることになる姿を思うと、生きることは何なのかと、考えずにはいられません。
最終的に千利休は豊臣政権下から追い出され、堺へと行くことになるわけですが、その時細川忠興と古田織部が見送りに来る有名なシーン。
さらっと書くとふんふん、って感じなのですが、秀吉の怒りに触れぬよう見送りも憚られる状況下、危険を顧みず別れを告げにきたふたりを思うと、なんとも言えない気持ちになります。
そしてこの、2人が見送りに来ていた史実はどこから来ているかというと。
このお見送り、本当は細川家の重臣松井康之も一緒に行くはずだったそうで、3人で見送る予定だった。しかしながら、急遽、松井康之は都合がつかなくなってしまった。そこで彼は千利休へ手紙を出した。
その手紙の返事として、千利休が松井康之へ送った書状が今も残っており、そこにはお礼の言葉と、前述の二人が見送りにきたことが書かれていたのです。
千利休はこの2週間後、切腹(?)したと伝えられています。
今回、永青文庫ではこの書状が展示されていました。永青文庫は細川家伝来の文化財を所蔵している博物館。重臣松井康之が千利休から受け取った最期の書状だけでなく、千利休の花押がすえられた茶壺の展示などもあり、戦国時代の茶の湯の世界へそのまま入り込んだようなリアリティー溢れる展覧会でした。
細川元首相の細川家。所蔵の文化財は素晴らしいものばかりです。
(千利休最期の書状は家臣の松井家が所蔵。)
永青文庫、とってもおすすめです。
裏に広がる庭園がとっても素晴らしいので、ぜひ江戸川橋の駅からお散歩して下さい。
そして帰りにフランスパンを買うのをお忘れなく(*´-`)
「戦国最強の家老
―細川家を支えた重臣松井家とその至宝―」🏛 永青文庫(文京区目白台)
今、ベランダで朝茶をしています。
このフレーズ、ちょっぴりデジャブ。確か前にも早朝にベランダ紅茶の日記書きましたね。朝起きて、まずはベランダで飲む一杯の紅茶が大好き。この季節が待ち遠しいです。
今日から日記のタイトルを″初夏″に変更しました。少しずつ変わりゆく季節。織り重なるグラデーションのように季節は進み、向かう先は暑い夏。
今日のベランダ朝茶はスリランカのヌワラエリヤ。ペドロ茶園の紅茶です。ここの茶園は昼に摘んだ茶葉を寝かせたら、深夜2時頃から工場を動かして製茶します。工場を動かすのは真夜中から朝方のみ。茶葉が一番良いコンディションを見計らって、真夜中に働いてくださっている方々の労力を思います。
今日がみなさまにとって素敵な一日になりますように。
淡路町で降りて。
靖国通りをまっすぐに進み、細道を右に折れると。
お目当てのお店、「ドース・イスピーガ」。ポルトガル菓子専門店です。
ドアを開けると、ノスタルジックな店内に並ぶ沢山のお菓子たち。それはフランス菓子ともイギリス菓子とも違って、初めて見る形のものも多く、味の想像をするのもなかなか難しいのだけれど。いつもお店の方が丁寧に説明をして下さって、それとともにお菓子への愛情も伝わってくるものだから、ショーウィンドウを見つめているその時間でさえもなんだか幸せな気持ちに。
そしてお買い物のあとは、お向かいの神田書店街へふらふらと吸い込まれ、少し疲れたら「紅茶専門店タカノ」でティータイム。
”お決まりのコース”と言うにはまだ早すぎるかな、と思うけれど。時々歩くこのお散歩ルートは、私の大のお気に入りです。
つづく。
毎日新聞旅行主催「世界紅茶物語」
9月分までの予約がスタートしました。
こちらは、紅茶について学び、その後美味しいランチを楽しむセミナーです。
内容は、毎回、1回完結になります。お気軽にご参加下さい♪
紅茶を通して、楽しい時間をご一緒できたらと思っております。
お待ちしています。