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マレーシアで紅茶と言えば、忘れてはいけないのが「Teh tarik テタレ」。紅茶と練乳を合わせた甘いミルクティーです。
コピティアム(ドリンクや軽食を出すお店)やカフェ、屋台など、さまざまな場所で飲むことができます。マクドナルドのメニューにも。
そしてこのテタレですが「テ=紅茶」「タレ=引く」という言葉通り、引くように高いところから注ぎ落として作ります。
この動作を何度も繰り返すことで、ふわふわに泡立ち、口どけクリーミーな紅茶ができあがるのだとか。さらには、温度が下がるので飲みやすくなる効果も。
写真はリトルインディアのナシカンダール屋さん。「写真撮ってもいいですか?」と聞くと、「テタレを作るのは僕の方が上手いよ、カメラの準備はいいかい?」と、代わる代わる熱いパフォーマンスを見せてくれました。
実際マレーシアでは、このパフォーマンスを競い合う大会も行われており、2015年に行われた大会の冊子がこちら。
さて、このテタレですが、お店によっては冷たいバージョンもあります。そしてこのアイステタレを持ち帰りでお願いすると…
テタレには他にもさまざまなバージョンがあります。それはまた、別の日記で。
※写真は掲載許可をいただいております
紅茶の旅 in マレーシア。はじまりは「サバティー」から。
マレーシアの紅茶産地としてよく知られるのは、マレー半島側の「キャメロン・ハイランド」ですが、ボルネオ島側にも大きな産地があります。サバ州で生産される「サバティー」です。
今回の旅、この先キャメロン・ハイランドには足を運ぶ予定ですが、サバには行かれないので。まずはクアラルンプールにあるサバティー専門の紅茶屋さんへいってきました。
初めての訪問。メニューにはサバティーをベースとした紅茶が20種類ほど並びます。お店の方に教えて頂きながら「ブラックティー(ノンフレーバー)」と「パンダンティー」の2種選びました。それから「パンダンチーズケーキ」も。
パンダンはマレーシアではお菓子や料理などによく使われる植物です。独特の甘い香りが郷愁を誘う感じで私は好きです。ちなみにチーズケーキの緑色は、パンダンリーフから抽出される天然の色。
パンダンティー好みでした。パンダンと紅茶が相まって、やさしく懐かしい香りに癒やされました。パンダんの香りがふんわり乗った正統派チーズケーキもおいしかったです。
静かで落ち着いた空間も心地良く、お店の方にサバティーについて色々教えて頂きながら、つい長居をしてしまった午後。